こんにちは、教務の中村です。
世界の料理を紹介するこのシリーズ。
今回取り上げるのは私が以前滞在していた南インドの定番食「ミールス」です。
南インドならドーサじゃないか、いやイドリーが先だ、という南インド通の声も聞こえてきそうですが、またの機会ということでご勘弁ください。
「インドにカレー以外の料理があるの?」という多数派の皆様に少し説明を。
インドの北と南では食文化が異なり、ナンは主にインド北部で食べられるもので、南部では米やチャパティーを主食に地域独自の料理が存在します。
今回紹介するミールスは英語の「meals(食事)」を語源とする庶民的な料理です。
食堂内によく「meals ready」と張り紙があったりしますが、ランチ時に店内を覗くとみんなミールスを食べています。
ミールスは簡単に言えばバナナリーフに何だかいろいろのっている料理です。
その「いろいろ」にはそれぞれ名前があるのですが、それらを合わせてミールスと呼んでいます。
(写真はライセンスフリー)
ミールスの真髄は、その「いろいろ」を指先でかき回し、ミックスすることによる化学反応。
辛かったり甘かったり酸っぱかったり…
パリパリだったり、シャキシャキだったり、やわらかかったり…
熱かったり、冷たかったり…
口の中はさながら五感の「るつぼ」、ヒンドゥートリップです。
このミールスが食べられる場所ですが、残念ながら高田馬場周辺にはまだ見あたりません。
ただ学校から徒歩五分のところに本格的なスリランカ料理屋があり、ミールスを洗礼させ、豪勢にさせたような「バナナリーフ包み」というメニューが提供されています。
ランチとしてはちょっと豪勢なお値段ですが、一度はご賞味いただきたい逸品です。
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カテゴリー: 世界を食べよう! | 2019.04.21