Q .さっそくですが、堀部先生の講座でのご担当は?
最近は実技を担当していることが多いです。
Q.プライベートのことで恐縮ですがオフは何をしていますか?趣味、特技、好きなこととかあれば教えてください。
休みの日は海に行ってサーフィンをしています。
サーフィンを始めてだいぶ経ちますが、一向に上手くなる気配がありません。
が、いつかは努力が実ると信じて、休みのたびに海に行きます。
もともと水の中にいるのが好きなので、私にとってサーフィンは最高の気分転換です。
サーフィンを始めてから生活リズムが変わり、
夏は3時半に起きて4時から海に入るという朝方人間になりました。
Q. トップ写真に選んだ「わたしの1枚」についてお聞かせください。
ネパールに行った際、宿泊先のオーナーが日本語を勉強していたということで、
勉強した日本語学校を教えてもらい、授業見学に行きました。
オーナーに案内されるがままに、アポイントなしで学校に行ったのですが、
先生も学生も温かく受け入れてくれました。
何も持たずに授業見学に行ってしまったので、
翌日、再度日本語学校の授業にお邪魔させてもらいました。
この日はSMAPの『世界に一つだけの花』の手書きの歌詞カードを持っていき、みんなで歌いました。
Q.堀部先生の「これまで」について自伝的に熱く語ってください!
日本語教師を始めた頃は「いつか海外に行く」という夢がありました。
しかし、日本の日本語学校で教えてみると、一つのクラスに複数の国籍の学生がいて、
それぞれの学生が自国について話していると、私も学生もカルチャーショックの連続でした。
それと同時に学生から見た日本や日本人について話を聞いていると、
これまで気づかなかった「日本」を知ることができ、
『多国籍クラス』ならではの「よさ」にどんどん惹かれていきました。
今は海外に行きたいという夢はなくなり、別の夢があります。
新しい夢については次の質問でお話ししたいと思います。
Q.日本語教育で興味のある分野とか専門とかってありますか?その魅力や面白さも教えてください。
今、私が一番興味があるのは
「日本語を母語としない児童生徒(以下、外国人児童)に、教師はどのように接するか」
ということです(日本語教育というより教育の分野になってしまいました)。
以前、教員免許取得のために公立小学校に教育実習に行った際に、
外国人児童の現状を目の当たりにしました。
日本語が話せるけれど読めない、両親が日本語が堪能ではないため学校からの連絡事項が理解できない、など問題が山積みでした。
外国人児童は増加の一途をたどっていますが、教員免許取得の際に外国人児童が抱える問題や異文化理解などの授業が少ないことに疑問を感じています。
今後、教員に外国人児童や異文化について知ってもらえるような活動をしていきたいと考えています。
Q.養成講座で印象に残っているエピソードとか、講座担当者として大事にしていることとか、教えてください。
大切にしていることは、受講者さん同士のつながりを深めることです。
実際の現場にたったとき、最初は多くの悩みを抱えると思います。
そのときに、同じような悩みを抱えていて、授業について何でも話せる人の存在は大きいです。
ですから、講座では受講者さん同士が交流を深められるよう、
ペアワークやグループ活動、話し合いを多く取り入れるようにしています。
Q.最後にこれから日本語教育を学んでいる方々、学ぼうとしている方々にメッセージをお願いします!
学習者の「わかった」「理解できた」という顔は最高です。
学習者のそんな顔が見れるよう、試行錯誤を繰り返しながら、
教師も学習者も「楽しい」と思える授業をつくってください!
お話、ありがとうございました!
カテゴリー: 講師・職員の横顔 | 2020.02.28