こんにちは。京進ランゲージアカデミー日本語教師養成講座(京都校)です。
本日はKLA日本語教師養成講座について、修了生のインタビューをお届けします。今回お話を聞かせてくださったのは2020年11月修了の阪口さん。阪口さんは平日はお仕事があり、お休みの週末を利用して、「KLA日本語教師養成講座420時間総合コース」を修了されました。
KLA:まず、日本語教師養成講座を受講しようと思ったきっかけを教えてください。
阪口さん:
子供の頃から海外に興味があり、いつか日本と世界をつなぐ架け橋のような存在になりたいと思っていました。数年前に留学をしたカナダで、日本語を学ぶ多くの人々に出会う機会がありました。そこで慣れない手つきで時間をかけて漢字を使い、納得のいく作文を書く彼らの情熱に衝撃を受けたことがきっかけで、日本語を教えられるスキルを身に付けたいと思い、受講を決めました。
KLA:どのようなスケジュールで受講しましたか。受講曜日、コマ数など教えてください。
阪口さん:
まず、理論科目は土曜日と日曜日に2コマずつ(1コマ=3時間)受講して1ターム(1ターム=4ヶ月)で終わり、その後、実技科目は日曜日の2コマにペース変更して2タームをかけて学びました。
KLA:仕事をしながらの受講は大変でしたか?
阪口さん:
理論科目は講義以外でレポートやリサーチの課題がありました。実技科目は授業準備があり、授業準備にだいたい一日2時間くらいかかることもあり、平日に仕事をして帰宅してから取り掛かるのは簡単なことではありませんでした。ですが、毎週の実習を自分なりに納得のいくものにするために、受講生の皆さんと励ましあったり、先生にアドバイスを頂いたりして、乗り越えました。
KLA:420時間総合コースで印象に残っている科目はありますか?
阪口さん:
実技科目で学ぶ「初級の教え方」です。私たちは日本語が母語なので文法のニュアンスは自然とわかりますが、それを外国人に教えるとなるとニュアンスだけでは伝わりません。その文法にはどのようなルールがあり、どんな時に使うのかなど、決められた範囲の語彙を使ってどう教えるか試行錯誤したことがとても印象に残っています。また、模擬授業の後は受講生同士で意見交換したり、先生からのフィードバックがあり、次の模擬授業に活かすことができました。
KLA:講義の雰囲気はいかがでしたか?
阪口さん:
どの講義も平均10人前後の少人数でとてもアットホームです!特に模擬授業では少人数のため、フィードバックに時間を長くとってもらえるので感想を聞くだけではなく、じゃあ次はどう改善すれば良いかなど、受講生の全員が参加して考えることができます。受講生の皆さんの年齢層は幅広く、様々なパーソナリティの方と出会えて刺激的な経験ができました。
KLA:日本語教師に興味を持っている方にメッセージをお願いします。
阪口さん:
日本語教育について学ぶ中で、日本語母語話者には説明が難しい多くの規則や文法があることに気づきました。外国人の目線で考えるからこそ日本語のおもしろさを発見でき、あっという間に時間が過ぎるくらい毎週充実した時間を過ごすことができました。日本語教師は日本語を教えるだけでなく、背景にある文化や習慣も伝えることができる仕事だと思います。働きながら通うのは簡単ではありませんが、いろんな発見ができ、私はとても良い経験になったと思っています。
KLA;先輩の経験談は、受講生やこれから日本語教師養成講座にチャレンジする方の励みになると思います!阪口さん、どうもありがとうございました。
カテゴリー: はんなり京都校ニュース | 2021.01.22