みなさんが「日本語教師について知りたい!」と思ったとき、最初にどのようなアクションをとりましたか。
日本語教師の知人に聞く、ネットで調べる、日本語学校に飛び込み訪問する・・・
そうすると、「420時間日本語教師養成講座」「日本語教育能力検定試験」といったキーワードに辿り着いたのではないでしょうか。
このシリーズではこれらを含めた「日本語教師」の資格についてお話ししていきたいと思います。
2018年8月現在、「日本語教師」という国家資格はなく、日本語を教えてさえいればだれでも「日本語教師」を名乗ることはできます。
しかしながら日本語教師の求人情報を調べると、以下のような応募条件が多いことに気がつきます。
A.大学、あるいは大学院での日本語教育専攻・副専攻者
B.日本語教師養成講座420時間コース修了者(かつ学士の学位を有する者)
C.日本語教育能力検定試験合格者
A~Cは法務省入国管理局の「日本語教育機関の告示基準」(URL参照)に根拠があり、これらが日本語教師の資格と一般的に見なされています。
(本告示は日本国内で適用されるものですが、海外の教育機関においても、このいずれかを採用の条件にしていることが多く見られます)
日本語教師として仕事をすることを考えた際、多くの場合、これらのどれかの道を選ぶことになります。
ではA~C、どの道を目指すべきなのか?
次回以降、各要件の実状なども交えながらご紹介していきたいと思います!
参考URL:「日本語教育機関の告示基準」(法務省入国管理局)
http://www.moj.go.jp/content/001265460.pdf
カテゴリー: 日本語教師になるには? | 2018.08.27