Q.さっそくですが、Junko.Y先生の講座でのご担当は?
日本語教師養成講座で理論・実技を担当しています。
Q.プライベートのことで恐縮ですがオフは何をしていますか?趣味、特技、好きなこととかあれば教えてください。
趣味は一人旅です。
最近は、まとまった休みができたら即日本を脱出します(笑)。
観光にはあまり興味がないので、
一人でプラっと町中を散策しその国の人の日常生活を覗くのが好きです。
仕事がない日はヨガのレッスンに行くか、ペットのインコたちと遊ぶか…
撮りためた録画を見ながら酒を飲んでいます(!?)
Q. トップ写真に選んだ「わたしの1枚」についてお聞かせください。
2018年夏、ギネスビールを愛してやまない私はついにアイルランドに上陸!
ここはダブリンのおいしいギネスビールが飲めるエリアです。
本場で飲むギネスは最高でした。
Q.そんなJunko.Y先生の「これまで」について自伝的に熱く語ってください!
子どもの頃から知らないことを学ぶことが大好きでした。
しかし、それは「勉強が好き」とは別物で、成績はあまりよくありませんでした。
中学生の時に英語の授業に失望し、「これじゃ、しゃべれるようにならないじゃん!」と悟り、
学校の授業を完全に無視し英語とスペイン語の勉強を独学で始めました。
そして次第に興味は文法へと移行し、古典文法にもハマっていきます。
大学では国語学(現在は日本語学)を専攻し、
ここで今の仕事への道筋が出来上がったように感じます。
語学が好き→外国で仕事がしたい→日本語教師という発想から、
28歳の時約6年間働いた会社を辞め、翌日から日本語教育機関に転職しました。
その時から日本語教師という仕事の魅力にハマり、現在に至っています。
Q.日本語教育で興味のある分野とか専門とかってありますか?その魅力や面白さも教えてください。
大学院時代の研究テーマは「誤用研究」でした。
学習者の誤用の原因や傾向を調査し、それらの対処法等を考えるというものでした。
一番印象深い調査は、
外国人とあまりかかわりのない日本人の方々に初級学習者の誤用発話例を聞かせ、どう感じるかというものでした。
その調査から、日本人は外国人の日本語に対しあまり寛容ではないことがわかりました。
小さなミスにも敏感で、イラっとすると答えた人までいました。
この結果にはショックを受けました。これから日本は国際化がもっと進みます。
日本人はもっと外国人を受け入れる寛大さが必要だなと感じました。
Q.養成講座で印象に残っているエピソードとか、講座担当者として大事にしていることとか、教えてください。
受講生の皆さんにとって、全般的に理論は難しいと思います。
教える際には、具体例を示したり日本語教育現場にひきつけて考えてもらったり…
とにかく難しいと感じさせない楽しい授業を心がけています。
また、受講生の皆さんが発言しやすい環境づくりも大切な私の仕事だと思っています。
そして、皆さんが抱く疑問に対し納得がいく答えを常に投げ返せる教師でありたいと思っています。
これが、なかなか難しいことなんですけど…ね(笑)
Q.最後に日本語教育を学んでいる方々、これから学ぼうとしている方々にメッセージをお願いします!
日本語教師という仕事は、学ばなければならないことはたくさんあるし
授業の準備にたくさんの時間を費やさなければならないし…
はっきり言ってそんなに楽な仕事ではありません。
しかし、学習者に「先生の授業、よくわかったよ」「今日の授業、楽しかったよ」
と言ってもらえた瞬間に今までの苦労は吹き飛び、
満足感、達成感で心が満たされます。
だから、やめられない!
さあ、皆さんもこの快感をいっしょに味わいませんか。
お話、ありがとうございました!
カテゴリー: 講師・職員の横顔 | 2020.02.21