こんにちは。京進ランゲージアカデミー日本語教師養成講座(京都校)です。
前回の授業では、講師のモデル授業やグループワークをとおして日本文化・日本事情の授業構成を学びました。きょうは日本語教師養成講座の受講生オリジナルのトピックでおこなわれた模擬授業をご紹介します!
この模擬授業は、アイデア出しから小道具の準備まで行わなければならず、受講生さんにとってはとても大変ですが、講師にとっては毎回面白いアイデアや工夫が見られる楽しみな講義の一つです。
今回取り上げられたトピックには、自作の読み札を使ったカルタゲーム、学校周辺の地図から地図記号が表しているものを推測するワーク、関西弁を使った会話作成ゲームなどがありました。地図記号の紹介では、なぜその形の記号なのかをビデオで紹介したり、オリンピックの開催を受けて変更された新しい記号を紹介したり、学生役の受講生さんも「へーそうなんだ!」と本気で楽しんでいたのが印象的でした。
人前で話すことに抵抗があった方も模擬授業を何度か経験して、おどおどした雰囲気がなくなり、少しずつ「先生」らしくなってきました。一生懸命作成した教案でも、実際にやってみると活動の難易度が高かったり、時間配分が思うようにいかなかったり、本来の目的が薄くなってしまったり、ということはよくあります。模擬授業は授業をすることだけが目的ではなく、受講生さん本人の気づきや講師からのフィードバックを教案の改善に生かすことが重要です。文化紹介のネタは1つ持っておくと日本語教師として仕事を始めた後に役立つので、受講生の皆さん、今日のネタを財産として残しておいてくださいね。
カテゴリー: はんなり京都校ニュース 教務ブログ 本コースの講義 | 2020.07.31